中国政府は大慌て 都市部「中産階級」の不満はなぜ爆発したのか

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 中国の今年第2四半期の経済成長率は前年比0.4%増にとどまった。新型コロナの封じ込めを狙う「ゼロコロナ」政策で経済活動が滞り、第1四半期の4.8%増から失速した。政府が掲げる今年通年の成長率目標(5.5%前後)の実現は「風前の灯火」だ。

 中国経済を牽引してきた不動産開発投資(今年上半期)も5.4%減少(前年同期比)した。販売面積の減少率は22%を超え、マンション市場の低迷が長引いている。中国の6月の新築住宅価格も10ヶ月連続で下落しており、深刻化する不動産危機の抑制に向けた政府の取り組みが奏功していないことが明らかになっている。...

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