ヨーヨーブーム再来 日本選手権3連覇中の「美人プレイヤー」は社会保険労務士で2児の母 スケバン刑事でも指南
コカ・コーラヨーヨー、スケバン刑事、ハイパーヨーヨー。振り返れば、10~20年周期でヨーヨーブームがあった。いまコロナ禍をきっかけに再び競技も戻ってくる人が増えているという。ヨーヨー競技の魅力とは何か。業界を牽引する「美人カリスマプレイヤー」に語ってもらった。
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専門店をオープンへ
取材で訪れたのは神奈川県横浜市港北区の「スピカ社会保険労務士事務所」。室内は社労士の事務所にはとても見えない。棚に陳列されているのは色とりどりのヨーヨーで、駄菓子屋のような佇まいだ。
「今年11月に事務所を移転して、ここをヨーヨーショップに衣替えする予定です」
こう語るのは、「ヨーヨー社労士」こと飯塚知世(36)さん。ヨーヨー歴25年、「全日本ヨーヨー選手権大会」の女性部門で3連覇中のカリスマプレイヤーである。飯塚さんが専門店をオープンすることを決意したのも、最近、ヨーヨーブームが再燃したからだ。
「コロナ禍の巣篭もり生活の中で、ハイパーヨーヨーに夢中になっていた同世代のプレイヤーが戻ってきたのです。私が子供の頃は公園で練習をしていたものですが、最近はYouTubeに投稿された動画を見ながら自宅で研鑽を積むのが主流です」
最近の主流は「中国コマ」のような形状
飯塚さんが手に持つ現在主流となっているヨーヨーは、四半世紀前のハイパーヨーヨーと一見似ているが、性能は遥かに向上しているという。シンプルで小さな中国コマのような形だ。
「ハイパーヨーヨーは、投げた後に下で回転し、また戻ってくるのが特徴でした。現在、競技会で使用されているヨーヨーは戻って来ないのが特徴。ハイパーヨーヨーより数倍から数十倍の時間も回転し続けるため、その間に様々な技を実行できるようになりました」
早速披露してもらったが曲芸を見ているかのよう。両手を使ってヨーヨーを上下左右に糸の上で自在に転がし続ける。あやとりのようだが、不思議と糸は絡まない。ツーハンドといって、2つのヨーヨーを使う部門もあるとのこと。大会はフィギュアスケートのように、選手が選んだ音楽に合わせて多数の技を披露するフリースタイルが主流だ。
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