水卜アナ「ZIP!」の救世主となるか ドラマ「泳げ!ニシキゴイ」制作のウラ側

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 日本テレビの朝の情報番組「ZIP!」内で、再び“朝ドラ”が始まった。「泳げ!ニシキゴイ」のタイトルで、昨年のM-1グランプリで優勝したお笑いコンビ「錦鯉」のサクセスストーリーだ。スキンヘッドの長谷川雅紀(50)を演じるのはSixTONESの森本慎太郎(24)、漫才界の坂田藤十郎(命名:黒柳徹子)こと渡辺隆(44)には渡辺大知(31)という異色のキャスティングである。日テレは「今度こそ!」と意気込んでいるという。

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 開口一番、「こ~んに~ちは~!!」と大声でバカキャラを炸裂させる長谷川に対し、冷静に「こんばんはだよ!」「うるせぇな!」とツッコむ渡辺……21年12月にM-1グランプリのチャンピオンとなった錦鯉だ。

 7月19日、彼らを主人公にしたドラマ「泳げ!ニシキゴイ」がスタートした。「ZIP!」(平日5:50~8:00)内で、7時50分頃からの放送されている。この時間帯のドラマ放送は、今回が2度目となる。今年3月には「サヨウナラのその前に」が放送された。日テレ関係者が言う。

「昨年4月から『ZIP!』のMCに水卜麻美アナが就任していますが、なかなか視聴率が上向きません。そこで、話題作りのために放送したのが『サヨウナラのその前に』でした。1話8分程度で約1カ月放送されたのですが、結果は良くなかった」

 地球へ接近する巨大隕石が見つかり、“地球滅亡”の恐怖の中、最後の日を意識しつつもの日常を送る5人の主人公を、曜日ごとに描くというドラマだった。

不評だった第1弾

「ネット上には辛口のコメントが相次ぎました。《朝から暗すぎる》《出社前に見たくない》《地球滅亡までのカウントダウンとか冷める》《地球滅亡より、ウクライナとロシアの紛争がリアル》などなど、歯に衣着せぬ書き込みが氾濫しました。一部のドラマ好きは視聴したようですが、朝には全く合わない内容だったため、『ZIP!』の視聴率はドラマが始まる7時49分以降、かえって下がるという結果に終わってしまいました」

「ZIP!」と水卜アナを苦しめてしまったのだ。

「このままでは『ZIP!』のブランドイメージを傷つけてしまうと考えた日テレ上層部は、7月から第2弾をスタートさせることを、4月初旬には決定していました」

「サヨウナラのその前に」の放送が終わった直後である。なぜ、再びドラマなのか。

「狙いはあくまでも『ZIP!』の数字を上げること。しかし情報番組には、特効薬となるような企画はなかなか出てきません。固定視聴者を掴むには朝ドラの成功しかないと考えているようです。しかし、前回の失敗は繰り返せない。日テレは社外秘で朝ドラ企画を募集し、“万人向け”で“NHKっぽい”企画を選んだのです」

“NHKっぽい”企画とは?

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