「節約のプロ」はコンビニをどう使っているか スーパーからハシゴであえて買う一品
コンビニのレジは「セブン方式」が一番ラク
渡辺:節約家の人は“ポイ活”に励むことも多いようですが、和田先生はコンビニでもポイ活してますか?
和田:私は楽天経済圏なので楽天ポイントが使える場合と、あとはdポイントくらいですかね。ただ、あまりポイントは意識していないんですよ。ポイ活に熱中するあまり、余計な消費をしてしまうのがイヤで……。ポイントを貯めるよりも現金割引の方が分かりやすくて好きです(笑)。やっぱり単純に安い方がいいでしょう。そう言えば、以前はコンビニでもポイントのキャンペーンを頻繁に実施していた印象がありますが、最近はあまりやってないですよね?
渡辺:基本的に、コンビニのポイントキャンペーンはメーカーが協賛しているケースがほとんどなんです。ここ数年はコロナの影響でメーカーの売上が下がり、販促金も減ってしまったため、キャンペーンに協賛できなくなっているんですね。
和田:そうだったんですね。
渡辺:ポイント以外の節約ならば…“時短”という観点ではいかがでしょう。コンビニでもセルフレジの導入が進んでいますが、何か気になる点はありますか?
和田:すべてのコンビニチェーンのレジが“セブン方式”になってほしいです。
渡辺:セブン方式と言いますとセミセルフですか?
和田:そうです。バーコードを読み込むのは、やはり店員さんの方が早いので、支払い方法だけをタッチパネルで選ぶのが一番ラクです。ほかのチェーンの場合、支払い方法を口頭で伝えることが多いじゃないですか。でも、コロナ禍で口頭だと飛沫防止のビニールやアクリル板のせいで上手く伝わらないことも多いんです。「もう一度お願いします」のやりとりが、少しストレスなんですよ。だから、セブン方式が最もスムーズだなと感じます。
渡辺:現在はセルフレジ過渡期なので、チェーンによってバラバラですよね。僕は先日、ファミマ(ファミリーマート)で会計する際、セブンと勘違いしてしまい「アレ? なかなか支払い選択の画面が表示されないぞ」と、画面の前でしばらく待ってしまったことがありました。
和田:わかります(笑)。セブン方式のセミセルフ、広まってほしいな。
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