桜田淳子が統一教会の広告塔としてバリバリやっていた頃 車イス姿の写真はなぜ撮影されたのか

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母の嘆き

《3500人の大観衆の割れんばかりの拍手と声援を受けて、舞台中央にあの桜田淳子(34)が登場した時だ。/一瞬、会場に研ぎ澄まされたような緊張が漂う。/桜田淳子は、車イスに乗っている。右足に巻かれた白い包帯が痛々しい。左手には松葉杖。イエローのスーツ。胸に赤い花のリボン。/桜田は、キリリと前を見据えて、いった。/「神の真理こそが、人類の問題を解決できるものと確信しています。山崎浩子さんが“ら致、監禁”されているのは、他人事とは思えないのです。明日はわが身であるという思いを持ちながら、必死に歩んでいきたい。山崎さんが1日も早く帰ってくることを願っています!!」》(「週刊女性」93年4月27日号)

 広告塔の大演説である。桜田は松葉杖をついて立ち上がり、拳を高々と掲げたシュプレヒコールに会場が沸いたという。

「桜田さんはこの時、山崎さんが家族に脱会の説得をされていたことなど知りません。信者に言わせれば、それも“ら致・監禁”なのでしょう」

 桜田の母親・ワカさんは当時、「週刊新潮」にこう答えている。

《「なんとか淳子が、統一教会の布教活動に力を貸すことをやめさせられないものでしょうか。淳子が教会について何かをすることは、きっと若い人たちにも影響を与えることになるはずです。淳子がそうした役割をしていることを、私はとても申し訳なく思います」》(93年4月22日号)

「山崎さんの脱会が明らかになると、再び桜田さんは姿を消しました。現在、彼女も3人の子供の母親です」

デイリー新潮編集部

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