韓国で今も続く犬食文化 “韓国版土用の丑の日”にソウルの「犬肉専門店」で見た光景

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明洞で見かけた抗議活動

 食べている間も次から次へと客が訪れるので、店主には話を聞けずじまいだったが、オ氏が代わってこう語る。

「店主や愛好家からすれば、『豚や牛を食べるのが良くて、なぜ犬はダメなのか』といったところなのでしょう。日本人は鯨を食べますが韓国では食べませんし、国々によって食文化があるわけです。とはいえ、若い世代はほとんどが犬食を嫌っているので、徐々に消えゆく食文化だと思います」

 その後、明洞(ミョンドン)のショッピング街を訪れると、白髪のおばあさんが、檻に入れられた犬の写真が大きく掲げられたプラカードを体にまとい、抗議活動をしていた。そのプラカードにはハングルとともにこのような英文が書かれていた。

〈NO MORE DOG CAT MEAT SOS〉

弾丸ソウルルポ前編:3連休でソウルへ 日本人観光客の“定番スポット”「明洞」は空き店舗だらけ日本語案内も消滅

ライター・墨田龍一(すみだ・りゅういち)

デイリー新潮編集部

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