3連休ソウルルポ 日本人観光客の“定番スポット”「明洞」は空き店舗だらけ 日本語案内も消滅

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美容整形業界も打撃

 ひとりで街歩きをしていた30代の日本人女性が、これから美容整形を受けに行くというので同行させてもらった。明洞からタクシーで10分ほどの距離にある梨大(イデ)の「ニューセンスクリニック」という皮膚科である。受付には日本人スタッフが常駐しており、電話やメールでの相談も彼女が完璧な日本語で案内してくれるとあって、日本人女性に人気の美容整形スポットだった。

 だが、院長はこう嘆く。

「以前は1日10人くらいの日本人が来てくれたんですが、先月までゼロが続いた。観光旅行が再開したとあって、最近になってお問合せやご来院くださるお客様が増えてきている状況です。完全に以前のようには戻らなくとも、少しずつ回復していくことを期待しています」

 ソウルに日本人観光客がこぞって押し寄せる、かつての活況はもう戻って来ないのかもしれない。

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ライター・墨田龍一(すみだ・りゅういち)

デイリー新潮編集部

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