安倍昭恵さんが語っていた「離婚しなかった理由」 知られざる「不思議夫婦」の絆

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意外と愛し合っていた?

 安倍家をよく知る人物が述懐する。

「第1次政権のときは、元外交官の宮家邦彦さんが昭恵さんの教育係だったので、変なことは起きませんでした。しかし第2次政権になると、昭恵さんは安倍さんに“今度は私の好きなようにやります”と宣言。そこで経産省から、彼女の日程を管理、調整するスタッフが2名出向しました」

 自由を得た結果の一部が、先に上げた事例で、

「安倍さんは総理在任中も、渋谷区富ヶ谷の私邸を動きませんでした。安倍さん夫妻は2階で生活し、1階には安倍さんの兄夫妻、3階に母親の洋子さんが暮らしている。総理公邸を避けたのは、公邸に入ると、奔放な昭恵夫人に対する洋子さんという重しがなくなってしまうからではないかと考えられます。洋子さんは内心はともかく、基本的には昭恵さんにあれこれ言いませんでしたが、森友問題のときだけは、“晋三が総理の座を追われたりしたら私はあなたを許しません”と伝えたようです」(同)

 だが、その割に夫婦仲は悪くなかった。二人を知る人物が語る。

「昭恵さんは“夫と意見は食い違うけど離婚はしない。愛してるんだもの”と語っていたし、晋三さんも“家庭の幸福は妻への降伏にかかっている”と言っていた。実際、昭恵さんはもめごとがあっても数分後にはケロッとしているタイプ。ストレスを抱える政治家には案外、安らげる妻だったのかもしれません。それに晋三さんはお見合い前から昭恵さんを見知っていて、切れ長の目にスラリとした長身に“憧れていた”とか」

 傍から見れば不思議な夫婦も、意外なところで求め合っていたのだろう。

週刊新潮 2022年7月21日号掲載

特集「元総理射殺犯『呪われた一家』の全履歴 自殺の連鎖が生んだ『安倍=統一教会』歪んだ憎悪」より

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