空前のメダカブーム メダカYouTuberが教える「一般人がメダカ飼育の副業で月2~3万円稼ぐ方法」
具体的にはどんなものを揃えて、その予算はどれくらい見ておけばいい?
――実際にメダカで副業を始めようと思った人が揃えなければいけないものとその大まかな予算について教えてください
「初心者の方が、メダカ飼育を始めるにあたって揃えるべき設備を大まかに言うと、下記の通りになります。
(1)水槽
(2)エアレーション(ブクブクと気泡が出てくる機械)
(3)産卵床
(4)産卵後の水槽
(5)※室内飼育の場合はLEDライト
以上の4~5つがあれば最低限の飼育、繁殖は可能です。段階によって、(4)の産卵後の水槽は2個か3個あるとより良い飼育ができます。
まず、水槽はできれば浅く広い水槽の方が、メダカはストレスが少なく泳げます。成長のスピードも、一度に泳ぐ距離が長くとれる広い容器の方が早くなると言われています。とは言うものの、室内での45㎝スリム水槽でも十分産卵繁殖はできますので、ある程度の大きさがあれば問題ないです。基本は“水1リットルに対して1匹のメダカ”が定説となっています。これくらいの目安で1~2ペアのメダカ飼育を、45㎝くらいのスリム水槽で始めてみるのもいいかもしれません。
エアレーションはなくても問題ないのですが、真夏の高水温時にはメダカが酸欠になることがあります。そうした場合、エアレーションがあると安心です。ただし、メダカは水流に逆らって泳ぐ性質があるので、エアレーションが作り出す水流が強くなりすぎない様に調節したり、夜間は電源を切ったりしながら、メダカが落ち着いて過ごせる環境作りも大切です。
産卵床はメダカが卵を産みつけるのには必要なアイテムなので、準備しましょう。今では100円ショップでも扱っているところもありますので、そういった物でも十分です。
産卵後は親魚と卵は別々に管理します。親魚は自ら生んだ卵を食べたり、針子を食べることがあります。親魚と卵、針子を分けて管理するため別の容器を準備します。
また、針子は成長段階に合わせて大きさを分けていくと、成長のスピードが変わります。例えば3週間前に生まれた幼魚と今日生まれた針子では泳ぐスピードもエサを採る上手さも全く違います。成長段階の違う幼魚を同時に飼育していると、大きい個体はより成長が早く、小さい個体はずっと小さいまま成長しないことが良くあります。ある程度同じ大きさの幼魚同士を同じ水槽で飼うようにすると成長速度も早く安定します。
光は屋外飼育で太陽の光が当たる場所であれば、それだけで十分です。室内で飼育する場合、ライトは必要になります。メダカは光を感じて季節を感じ、産卵をします。日の光は産卵をする大切な条件です。室内の場合はライトで代用しましょう。
以上のものを取り揃えても、通常7000~8000円くらいかと思います」
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