土偶と呼ばれた元祖ぽっちゃりグラドル 「水樹たま」が語る“ありのままで生きる私”

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妊婦に間違えられて

 現在もグラビア活動を続けている水樹だが、日本だけでなく海外にもファンは多い。

「香港と台湾、あとインドネシア。インスタグラムのアクセスを見ると、大阪よりもジャカルタの方が多い(笑)。配信をするとフランス在住のセネガルの方がフランス語で絡んでくださったり。ありがたいですね。どこで私のことを知ってもらったかはわからないんですけれど。海外の方は『あなたの猫みたいな目がいい』と言ってくれる人もいますし、胸よりも『大きいお尻がいい』と言ってくれる方が多いですね」

 ちなみに現在のヒップは103センチ。「市販のスカートが入らないので、90センチくらいが理想」だそうだ。

 服でいえば、最近は胸の大きい女性のためのブランド「overE」でモデルも務めた。Jカップのため、服選びには苦労する上に、ある勘違いをされてしまい困るのだという。

「ウエストがちゃんと閉まっているワンピースでないと、胸でワンピースがもち上げられて妊婦さんに間違われて電車で席を譲られちゃうんです。でもせっかくの親切に違うというと『ごめんなさい』と向こうに謝られて悪いじゃないですか。だから、1回は席に座って、次の駅で電車を降りて、そこから別車両に移っています」

 もともと食べるのが大好きで、チョコレートやチーズ、酒などにも造詣が深い。最近はその趣味を活かすべく、資格を取ったり、動画編集の勉強も進めている。ただ、グラビアへの思いは強い。

「50歳を超えてもグラビアをやられている方もいますし、需要があればやり続けたいです。私は今までグラビアしかやってこなかったし、何より好きなんです。それにグラビアをやっていないともっと太っちゃうと思うんですよね。今回も取材があるからお化粧をちゃんとしようと思うけれど、そうじゃなければあともうボサボサのままで、お化粧もせずに家でお酒飲んじゃうので(笑)」

 コロナ期間中は、毎日自宅でキンミヤ焼酎を飲み「それまでは1.8リットルのパックだったんですけれど、コロナに入って4リットルの『好きやねん』に変わりました。それがみるみる減っていって」と体がボリュームアップしたと反省する。健康のためにも、グラビア継続は必須のようだ。

水樹たまプロフィール
1985年7月16日生まれ、埼玉県出身。2005年にグラビアデビュー。トランジスターグラマーなボディーで注目を集め、2006年には日テレジェニックに選出される。唯一無二のボディーを武器にこれまでDVD47作、写真集2冊をリリース。最新DVD「ママに甘えていいよ」の発売記念イベントが7月17日、ソフマップAKIBAパソコン・デジタル館8Fで開催される。 Twitter:@mizukitama インスタグラム:@mizukitama

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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