安倍元首相死亡で高市政調会長は心身衰弱状態 そして大きな影響を受ける女性議員がもう一人

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高市氏の今後

 朝日新聞は今年2月1日、「(底流2022)『保守派のスター』試練の高市氏 安倍元首相の後ろ盾、どこまで」の記事を掲載した。

《安倍氏は、衆院選後に派閥の会長に就任。高市氏が再加入するとの臆測も飛んだが、実現しなかった。派内には萩生田光一経済産業相、西村康稔前経済再生相ら、安倍氏に近く「次」をうかがう面々もいる》

《総裁選に立候補できたことや多くの議員票を獲得できたことも、安倍氏の支援があってこそ――。自民内では高市氏について、そんな見方が強い。別の派閥のベテランは「派閥に戻れず、仲間作りもこれから。頼みの安倍さんもどうするか。このまま存在感を失っていくかもしれない」》

 朝日新聞の記事では、ベテラン議員が「頼みの安倍さんもどうするか」とコメントした。だが、安倍元首相は亡くなってしまった。

「高市さんは安倍元首相という後ろ盾を失った結果、党内でも『存在感が徐々に失われるのでは』との声があります。焦点は、9月頭に予定されている党の役員人事でしょう。これまで『次の人事で、高市さんは政調会長を外される』ことが既定路線だと言われていました」(同・記者)

もう一人の女性議員

 とはいえ、“既定路線”のことなど何も知らない有権者は、「安倍元首相が射殺されたら、急に高市さんが要職から外された」と受け止めかねない。

「高市さんは有権者から人気がありますから、政調会長の職を解かれると、『ひどい人事だ』と反発するかもしれません。簡単に高市さんを動かすわけにもいかなくなり、非常に厳しい人事になりそうです。9月頭の内閣改造や党役員人事で、岸田首相が高市さんをどう処遇するか、早くも広範な関心を集めています」(同・記者)

 同じように、安倍元首相の急逝で、今後の動向に関心が高まっている自民党議員に、片山さつき参議院議員(63)がいる。

「片山さんは今回の参院選に比例区で出馬しましたが、自民党の当選者18人のうち順位は6番と、さすがの人気を証明しました。しかしながら、片山さんも選挙前から安倍派入りを希望しているにもかかわらず、その実現にはハードルがあると報道されてきました。安倍元首相が亡くなったことで、片山さんが清和研に入れるかどうか、こちらも今後、関心を集めるのは間違いありません」(同・記者)

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