「立民惨敗」でも「泉代表」責任論なし 党内から怨嗟の声も「このままじゃ社民党と同じ運命をたどる」
「もう執行部の責任を問うエネルギーさえも残っていない。滅びゆく政党ってこういうもんなんでしょう」
電話口でこう吐き捨てるように語ったのは立憲民主党幹部の一人だ。7月10日投開票の参議院選挙で立憲は、改選23議席を17議席に減らした。野党第一党は維持したが、比例代表の得票数は677万票あまりにとどまり、目標に掲げた1300万票のおよそ半分。日本維新の会より100万票以上少なかった。大敗と言っていい。しかし、党内から路線の見直し論や泉健太代表の責任論が噴き出すわけでもなく、ただただ立ちすくんでいるように見える。...