男子ゴルフ選手会長・谷原秀人に批判が噴出 国内ツアーを欠席しサウジの超高額ツアーに参戦

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選手会主体の大会も欠場

 ちなみにASO飯塚トーナメントでは優勝賞金でも2千万円であり、その差は歴然。むろんプロゴルファーは個人事業主だからどのツアーに参戦しようと自由だが、谷原には選手会長という重責がある。

 にもかかわらず、谷原はLIV第2戦の直前、6月下旬に開催されたジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ(JPC、優勝賞金1千万円)も欠場した。これには他の選手もあきれるばかり。

「彼は選手会長に就任する際、“男子ゴルフをどう盛り上げていくか”と熱意を語っていた。無責任としか言いようがない」

 と怒るのは、複数の優勝経験がある男子プロ。

「彼は一介の選手ではなく選手会の会長です。特に、JPCは昨年、選手会が主体となって苦労して立ち上げた新しいトーナメント。欠場理由は腰痛ということだったが、せめて顔くらいは出してほしかった。その直後のLIVではプレーできているわけだから。これではスポンサー離れが加速しないか心配ですよ」

 もはや杞憂ではない。JGTO関係者は危惧する。

「今後も谷原はLIVの試合に出場すると思うが、9月に開催されるフジサンケイクラシック、ANAオープンと重なるかもしれない。スポンサー筋からは谷原が欠場では困るとの声が上がっています」

 会長の身勝手なふるまいが、男子ツアーの凋落に拍車をかけるか。

週刊新潮 2022年7月14日号掲載

ワイド特集「天の川の『難破船』」より

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