女性初の「棋士」を目指す「里見香奈・女流四冠」 なぜ将棋の男女差はここまで大きいのか

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 女流将棋最強の里見香奈・女流四冠(30)が、棋士になるための編入試験に挑戦することを決め、7月6日、大阪市の関西将棋会館で会見した。女流棋士と男性棋士が別制度になっている将棋界において、里見は、試験に合格すれば女性として初の「プロ棋士」となる。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

 会見で里見は「(これまでは)目の前の対局を全力でこなしていたので、あまり考える余裕がなかったが、(編入試験に)挑戦してみたいという気持ちが出てきた」などと話した。

「棋士」というのはプロのことで、奨励会四段以上を指す。...

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