父はフリーアナウンサーの生島ヒロシ 生島翔が魅せたダンスパフォーマンス

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「インスタレーション」とは一体?

 6月23日から4日間にわたり、あるアートイベントが開催された。なにやら植物を挟んで、華麗なステップを踏む男性と、神妙な面持ちで見守る観客たち。いささか謎めいて見えるが、一体どんなイベントなのか。

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 「On Life:梅雨」と題された、その催しが行われたのは、渋谷のアートギャラリー「ルデコ」でのこと。廃棄予定の植物やオブジェを利用した「インスタレーション」(空間そのものを作品とする芸術パフォーマンス)だ。

「社会とアートをつなげられたら」

 演出とプロデュースを手掛けたのはダンサーで俳優の生島翔さん(36)。フリーアナウンサーの生島ヒロシさん(71)の次男である。翔さんは、ヒロシさんが設立した芸能プロダクション「生島企画室」の所属だ。

「現代美術にはなじみがなくても、日々報じられている環境問題のことならみなさん知っています。社会とアートをつなげられたらいいなと思ってやりました」

 と話すのは生島翔さんご本人。

“作らない、ありのままを利用する”がテーマで、仲間のインド人庭師が鎌倉や葉山から集めてきた、廃棄予定の32種類もの剪定された植物を場内にあしらった。

 床に置かれていたのは、樹齢300年の、神奈川県は三浦のお寺に植わっていた大木の一部だという。

 そうしたオブジェに囲まれながら、翔さんはタップダンスや雅楽など、音楽に合わせて日替わりの即興パフォーマンスを披露した。

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