生稲晃子の応援になぜ石坂浩二が? あきれた「芸能事務所丸抱え」選挙

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「芸能人だから公認したわけではない」と連呼するが…

 大手芸能プロダクションが集まる「日本音楽事業者協会」も彼女を支援しているが、「尾木」の社長はかつてこの団体の会長を務めた経験があるという。

「社長はハチ公前の演説会でも石坂さんに同行していました。他に応援に立った下村(博文・前政調会長)さんや萩生田(光一・経産相)さんは“芸能人だから公認したわけではない”と連呼していましたが、これでは事務所丸抱えと言われても仕方ない」

 当の「プロダクション尾木」に尋ねてみると、

「選挙に関わる質問にはお答えしておりません」

 とのご対応だが、

「生稲さんも『おニャン子世代』を中心に一定の集票は望めるでしょうが、全体的に見れば、それほどの知名度はない」

 とは、政治アナリストの伊藤惇夫氏。

「そのため、著名芸能人を応援に呼んでいるのでしょう。有権者の数がダントツに多い東京では、選挙は必然的に知名度競争となってしまいますからね」

 それだけで当選なら民度が疑われるが、われら衆愚の選択は果たして……。

週刊新潮 2022年7月14日号掲載

特集「トホホの参院選に『審判の日』」より

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