「おかわり君」温室育ちの“新三振王” 空振り御免の野球人生を貫き通せた理由
西武の中村剛也(38)が清原和博氏を超え、通算1956三振のプロ野球新記録を樹立した。本塁打か三振かを地で行く、希代の「アーチスト」。その野球人生を紐解くと、豪快な打撃とは対照的な一面が見えてきた。
7月6日のオリックス戦、3‐2で迎えた七回二死二、三塁で、中村は黒木優太のフォークボールに空振り三振を喫した。前日の5日に清原氏の最多記録1955三振に並び、1日で追い抜いた。
「中村らしい空振りだった。落ちる球でも当てにいこうとするのではなく、振り切っていた。...