「小池百合子」と「松井一郎」の“代理戦争”激化で崖っぷちの「山本太郎」 現実味を増す「参政党」と「ガーシー」の1議席獲得で“波乱の参院選”最終情勢

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富裕層からも支持を集める参政党

「同党代表の松井一郎・大阪市長や吉村洋文・大阪府知事なども東京入りして海老沢氏の応援に回っているが、実は彼らのネームバリューでなく、反自民の受け皿に“第二保守”としての維新が選ばれていることが勢いづいている理由のようだ」(同)

 選挙終盤に入って支持率を伸ばす海老沢氏の動向に各党とも神経を尖らせているというが、最後の6枠はこの3氏によって争われると見られている。

“番狂わせ”が起こりそうな兆しは全国区でも起きている。当初、過激な主張でキワモノ視されていた参政党とNHK党がいよいよ「1議席取る」確率が高まっているという。

「特に参政党は街頭演説をすると必ず数百人が集まる動員力を誇り、ひょっとしたら“2議席に手が届くかも”との声すら出ている」(前出・デスク)

 同党は“反ワクチン”や“反マスク”の主張でも知られるが、コロナ感染者が増加に転じた現在の状況が、逆に追い風になっているとも。また意外にも「同党の支持者には医師などの富裕層が少なくなく、資金力も豊富」(同)とされる。

「ガーシーch」非公開の異常事態

 一方、NHK党の得票の原動力となっているのが、暴露系ユーチューバーの“ガーシー”こと元アパレル会社経営者の東谷義和氏である。今年2月にYouTubeを開設して以降、俳優の綾野剛や新田真剣佑などのスキャンダルを次々暴露して一躍“時の人”に。

 チャンネル登録者数も瞬く間に120万人を突破し、選挙活動もYouTubeを通じて行うと堂々宣言。しかし、選挙期間中に楽天社長の三木谷浩史氏のスキャンダルを追及し始めた矢先に事態は急変する。

「三木谷氏への攻撃を開始して間もない7月初め、選挙活動の主要ツールだった“ガーシーch”がYouTube側から警告や動画削除などの措置を受け、配信動画の大半が非公開に追い込まれ、YouTubeも生配信のみへと方針転換を迫られた。その直前には東谷氏のTwitterやインスタグラムのアカウントも凍結され、選挙終盤に入って逆風に直面しています」(スポーツ紙記者)

“逃亡先”の中東・ドバイから参戦する東谷氏だが、情報発信の手段が次々と封じられたことで「当選に土壇場で黄信号が点り始めている」(前出・デスク)とか。

 選挙戦が終わって蓋を開けてみた時、果たしてナニが飛び出してくるのか。

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