4630万円誤送金問題、田口被告が340万円返済で阿武町の被害額は0円 裁判にどう影響するか

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「全額の返済が完了した」――代理人弁護士の説明に違和感を覚えた人は、かなりの数に上るのではないか。時事通信は6月28日、「容疑者側が『全額返済』 町が未回収分を供託―山口・阿武町」の記事を配信した。

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 山口県阿武町が新型コロナ対策の給付金事業で4630万円を誤送金した問題では、無職の田口翔被告(24)が電子計算機使用詐欺罪で起訴されている。

 後で詳しく見るが、阿武町はこれまでに4290万円を回収。残りの340万円を回収できるかに注目が集まっていた。...

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