本当は自民党から出馬したかった中条きよし 松本文明・前議員にアプローチするも失敗

国内 政治

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 キャッチフレーズは、持ち歌をもじって「『うそ』のない政治」だとか。維新の会から全国比例に立候補した中条きよし(76)は、歌手・俳優として鳴らした知名度を生かし、当選圏内に食い込んでいる。しかし、実は自民党からの出馬を望んでいた過去が……。

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 中条といっても、若い世代にはなじみの薄い名前かもしれない。

 昭和43年に歌手デビューし、昭和49年に「うそ」が150万枚の大ヒットを記録。同年に俳優デビューし、昭和56年から時代劇「新・必殺仕事人」にレギュラー出演して人気を博す……と、要は「昭和」の時代に活躍した芸能人である。

 平成に入ってからは、山口組系暴力団「後藤組」組長の誕生パーティーに出席するなど、ダーティーな話題でご活躍を遂げた。

自民党にもアプローチ

 その中条が出馬を表明したのは、4月28日のこと。会見では、「維新の身を切る改革に共感した」と、同党から立候補した理由を語っていたが、

「それ自体が“うそ”じゃないですかね」

 と笑うのは、さる自民党関係者である。

「もともと彼は、政治家になりたくて仕方がなかった人。数年前から出馬に向けて政党を探していましたよ。当選の可能性が高ければどこでもよかったはずで、実際、つい数カ月前は、うちの関係者にもアプローチしていたんですからね」

 と内幕を述べるのである。

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