“セブイレ育ち”馬渕磨理子さんが毎日通うコンビニの名は 日本一バズる経済アナリストの活用術
「時短食品」は働く女性の味方!
渡辺:現在はセブイレ以外のコンビニを利用する機会も増えたかと思いますが、お気に入りのコンビニチェーンはありますか?
馬渕:東京で出会ったナチュラルローソンですね。
渡辺:現在、ナチュラルローソンは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県のみの展開です。しかし、以前は近畿エリアにも進出してたんですよ。ただ、近畿では軌道に乗らずに撤退してしまいました。
馬渕:そうだったんですね。ナチュラルローソンは東京で初めて知りました。変わった美容ドリンクなど見るだけでも楽しい商品が揃っているので、ほぼ毎日立ち寄っています。
渡辺:やはりナチュラルローソンは女性受けが良いですね。もともとのコンセプトは「健康志向」のみでしたが、現在はそれに加えて、女性をメインターゲットにした商品展開へとシフトしています。それにしても「ほぼ毎日行く」というのは相当のファンですね。
馬渕:とりあえず商品をチェックしたいんです。コンビニの商品の回転って早いじゃないですか。だから、気になった商品を買っても「あれ、あまり美味しくない」と感じると、次のサイクルには棚から消えている。「あ~、やっぱりね」と、勝手ながら確認するのもおもしろいです。
渡辺:コンビニに登場する新商品は毎週約100品、年間にすると5000品前後です。コンビニの品揃えは約3000SKU(Stock Keeping Unit/在庫管理の最小単位)で、そのうち約7割が1年で入れ替わります。非常に生存率が低いので、馬渕さんのように「あまり美味しくない」と感じるお客さんが多ければ、当然リピートもされません。そうして売上が伸び悩んだ結果、店頭から消えてしまうわけです。
馬渕:たとえコンビニで置かれなくなったとしても、気に入ったら別の場所で探して買います。私の場合、まずはコンビニで購入して、気に入ったらAmazonで箱買い…というパターンが多いんですよ。
渡辺:コンビニからAmazonという流れは、ある意味正しい買い方かもしれません。
馬渕:そうですよね。たとえば、最近はGABAの入った商品にハマっていて、今日持ってきた「GABAフォースリープ」(グリコ) もセブイレで購入したものです。一度も口にしたことがない食品を、最初からAmazonで購入するのは抵抗がありまして…。とくに健康に関するものならば、なおさらです。だから最初は、必ずリアル店舗で購入したいんです。「コンビニに置かれている商品ならば安心だろう」という信頼感が強いです。
渡辺:ちなみに、新商品をチェックするならば“火曜日”がオススメですよ。コンビニ業界の新商品は月曜深夜から火曜早朝に店頭へと並ぶケースがほとんどですから。
馬渕:これは良いことを聞きました。今度からは火曜日のチェックを重視してみます。
渡辺:「GABAフォースリープ」はNB(ナショナルブランド)ですが、コンビニのPB(プライベートブランド)でリピートする商品はありますか?
馬渕:ナチュラルローソンの「マカロン あまおう苺」や「宇治抹茶カヌレ」などのスイーツがお気に入りです。「4個入り」などではなく、1個単位で販売してくれるのが嬉しいですね。あとはローソンの「皮むきりんご」やセブイレの「野菜スティック」もよく購入します。
渡辺:「皮むきりんご」や「野菜スティック」は、忙しい人の時短のための商品ですね。
馬渕:まさに私も時短目的です。実は数年前まで、こうした商品を買うことに抵抗がありました。ちゃんと果物や野菜を買って、自分で皮を剥いたり切ったりして持参した方がいいのかな…と。しかし、近年は本当に忙しくなってしまったので、ありがたく利用させてもらっています。
渡辺:いまだに女性の方が家事の負担が大きい日本において、働く女性は本当に大変だと思います。だから、ラクできるに越したことはないんですよ。冷凍食品の売上が伸び続けているのも良い例でしょう。
馬渕:たしかに、こうした商品は働く女性にとって強い味方ですね。私も日頃から助けられています。
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