“セブイレ育ち”馬渕磨理子さんが毎日通うコンビニの名は 日本一バズる経済アナリストの活用術

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『あなたとコンビニとニッポン』第2回 馬渕磨理子×渡辺広明

 全国5万8000店舗、年間155億人が買い物する“コンビニ超大国ニッポン”。老若男女、昼夜を問わずさまざまな人が訪れるコンビニは、その目的や利用方法も人によってさまざまだ。「コンビニとの付き合い方」を覗いた先に見えてくるものとは? コンビニジャーナリスト・渡辺広明氏が、ゲストを招きコンビニについて大いに語り合う──。

 第2回のゲストは、経済アナリストの馬渕磨理子氏。一般社団法人日本金融経済研究所の代表理事を務める傍ら、ニュース番組のコメンテーターやラジオ番組のパーソナリティ、さらには記事執筆など、数多くのメディアで活躍を続けている。そんな多忙な日々を送る彼女にとって、コンビニは欠かせない生活インフラのようだ。

「セブン」ではなく「セブイレ」

渡辺広明(以下、渡辺):まずは子ども時代のコンビニの思い出からお聞かせ下さい。

馬渕磨理子(以下、馬渕):私は滋賀県野洲市 の生まれで、周囲は田んぼばかりという地域でした。最寄りのコンビニはセブイレ(セブン-イレブン)でしたが、最寄りと言っても徒歩20分くらいかかりましたけどね。

渡辺:セブイレ!? 滋賀では「セブン」じゃなくて「セブイレ」って呼ぶんですか?

馬渕:滋賀に限らず、関西人は「セブイレ派」が多いと思いますよ。でも、ほかのチェーンは普通じゃないかな? ローソンは「ローソン」だし、ファミリーマートは関東でも「ファミマ」(※アクセントはファ↑ミ↓マ)ですよね?

渡辺:ファミマのアクセントは関東と違います。「マクド」と同じアクセントなんですね。いきなり話の腰を折ってすみません。その「セブイレ」では何を買うことが多かったですか?

馬渕:アイスクリームです。よく「ガリガリ君」を買っていた記憶があります。

渡辺:徒歩20分かけて「ガリガリ君」ですか。近所の商店とかにアイスは置いてなかったんですか?

馬渕:そもそも近所に商店がなかったんですよ(笑)。家から最も近い商店がセブイレです。

渡辺:だとすると、コンビニは貴重な生活インフラだったんですね。

馬渕:親が買い物するときは車だったので、コンビニ以外の利用が多かったと思います。それこそ、セブイレの先には平和堂やショッピングモールがありましたから。でも、「電池がない」とか「スーパーの営業時間外」などの緊急購買においては、やはりコンビニの存在は貴重だったと言えます。

渡辺:まさに“コンビニエンス”な使い方をしていたんですね。郊外のコンビニならば、駐車場も広かったでしょう?

馬渕:めっちゃ広かったですよ! 店舗の5倍くらいの広さで、よくトラックも停まっていました。あと、郊外のコンビニの特徴と言えば、虫の多さでしょうか。夜になると真っ暗な地域で、コンビニだけが光を放っている状態だったので多くの虫が集まるんです。何でしたっけ? あの「バチバチッ!」というライト…。

渡辺:「電撃殺虫器」です。郊外や水辺が近いコンビニには欠かせないんですよね(笑)。

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