皇宮警察内にはびこる“凄絶パワハラ”の実態 ターゲットを辞職させると庁舎内で“祝杯”

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皇族への悪口について聞くと…

 では、皇族への“悪口常習者”と名指しされた当事者たちは何と答えるか。

 まずは叩き上げのトップである山口護衛部長。携帯電話での取材で、愛子さまのことを侮蔑的な言葉で呼んだことがあるかと問うと、

「誰がですか?」

――山口さんがです。

「私がそんなこと言うわけないじゃないですか」

――言っていないということですか?

「うーん」

――言っていない?

「そうですね」

動転する“悪口常習者”

 一方、警務課の池田氏は自宅を訪ねたところ、玄関まで出てきて応対した。

――2年前の3月16日に皇宮警察本部で飲酒した際、火災報知器が作動する大きな騒動となった?

「あっ……。なるほど……。(数秒の沈黙の後、声を震わせ、うつむきながら)わたくしの立場ではお答えしかねますので……。本部の広報官を通してご質問をしていただいてよろしいでしょうか」

――一言説明したほうがいいのでは?

「あの……。(数秒沈黙し、涙目になり)まっ、とっ、まっ、とっ当本部の方針としまして、あのぉ、まぁ、取材に対しましては、あのぉ、広報官を通さないとお答えをできかねるという対応でございますので」

――天皇陛下が皇太子だった当時にお仕えしていた際、愛子さまを侮蔑的な言葉で呼んでいたことにも答えられない?

「(動転した様子で唇をかみしめてうつむき、涙をこらえるような表情で)はい……。広報官を通していただけますでしょうか」

――ある幹部を退職させるために本部に軟禁状態にした上、自宅まで訪ねていって誹謗中傷に近いことを家族に言った?

「(涙目でうつむき)そうですね……、すみません……、ううん……。(胸に手を当てて)私、まあ、組織にいる人間ですので、まあ!(語気を強め、記者に手を差し出して)同じ……、会社に勤めてらっしゃると思いますけども、まあ、その、方針……。(訴えかけるような様子で)ほんっとは、本当のところは……というのはあります。でも、やはり……、はぁ。(涙をこらえるようにして声を震わせ)話してしまうと、組織の方針に沿わないことになってしまいますので、ご容赦いただきたい」

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