ヤクルト戦「魔の8回」でなぜ大勢を使わなかったのか【柴田勲のセブンアイズ】

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致命的な一敗

 まだ6月だというのに巨人の自力優勝の可能性が消えた。26日、神宮での首位・ヤクルト戦で乱打戦の末に敗れた。6月26日の自力V消滅は2003年の同27日を塗り替えて2リーグ制後球団史上最速だという。

 ヤクルトとのゲーム差はこれで「11」となった。前回の今コラムで「勝ち越しと負け越しではまるで違う」と記したが、勝ち越しがかかった一戦を落としたのは単なる一敗ではなく、「致命的な一敗」となった。

 こうなると私の経験上だが、どうしても諦めムードになってしまう。...

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