SASUKEが五輪種目に? 近代五種で「障害物競走」を採用
サーフィン、スケートボード、スポーツクライミング。東京五輪で初めて実施された種目である。2024年パリ五輪ではこれらにブレイクダンスが加わる。
人気維持に腐心する国際オリンピック委員会(IOC)は近年、“観て楽しむスポーツ”“映えるスポーツ”の採用に躍起なのだが、これはその究極といえよう。
TBS系の人気バラエティー番組「SASUKE」が五輪種目に採用される。
近代五種という競技をご存じだろうか。“近代五輪の父”クーベルタン男爵が創始した由緒ある競技だが、五種全てを言える人は少ないのではないだろうか。
「丸一日かけて行われる競技で、テレビ中継に不向きなんですよね」
と大手紙五輪担当記者が語る。
「フェンシング、水泳、馬術、射撃&ランの5種目で行われるのですが、馬術は経費が掛かるので、IOCが提唱する“カネのかからない五輪”に反する。しかも東京五輪で、馬を叩いたコーチが“虐待だ”と批判された。そこで、国際近代五種連合は競技から馬術を除外することを余儀なくされたのです」
[1/2ページ]