ネットの“水着規制”でグラビアアイドルの受け皿になる「ファンティア」 利用者が魅力を語る
背景にグラドルの苦境
コロナ禍で増えたグラドルのファンティア利用だが、その利用をさらに加速させているのが年々厳しくなるネット上の水着の規制だ。既にYahoo!ニュースなどのポータルサイトの多くでは、水着写真の掲載はNGとなっているが、こうした規制の流れはSNSやYouTubeにも広がっている。特に今年に入りTwitterでは、水着写真でのアカウント凍結やシャドウバン(凍結されないものの、検索などから排除される)などが相次ぎ、グラドルやコスプレイヤーなどを悩ましている。
こうした他サービスではできなくなりつつある表現の受け皿にファンティアがなっている。
「各種SNSで配信されている方が、そこの規制が少し強いので、少しアダルトな内容のものはファンティアを使うという流れが増えてきています。YouTubeは表現規制の基準が海外ですが、われわれは国内のプラットフォームということで、国内の法令をあくまで遵守する形でやらせていただいている」(先の担当者)
ファンティアでは、水着などだけでなく、成人コンテンツも取り扱っている。ただ無法地帯ということはなく、コンテンツの基準については、各種機関からの要請など総合的に鑑みながら月2~3回の頻度で見直ししているという。
「ファンティアはあくまでクリエイター支援プラットフォームで、クリエイターでない方はお断りさせていただいている。例えばコスプレイヤー、グラビアアイドルは表現活動をされている一方、ただ単に脱いで日銭を稼ぎたいという方は、ファンとのコミュニケーションから支援を募るという部分とずれるため、厳しめに見させていただいている」(同)
今後も芸能界のフリー化の流れ、そして残念ながらネットの肌色規制の流れは止まらないことが予想される。水着という表現の場を求めて、今後もファンティアはグラビアアイドルの避難の場所となっていきそうだ。
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