“パワハラ賞状”で自殺社員を愚弄 内容を精査すると益々浮き彫りになる“悪質性”
4年前に自殺した夫のため、遺族の妻が訴訟に踏み切った。上司からは《おまえバカか?》《相変わらずダメポンだな!》といったメールが送られた挙げ句、新年会では《貴方は、今まで大した成績を残さず、あーあって感じ》などと記された賞状ならぬ「症状」を手渡され、そのひと月後に男性は自殺した。こんな会社があるなんて……。
***
6月20日、パワハラや長時間労働が男性社員の自殺につながったとして、遺族は勤務先だった住宅建築会社の株式会社ハシモトホーム(本社・青森県八戸市)と同社の橋本吉徳社長に対し、約8000万円の損害補償を求め、青森地裁に提訴した。...