辻元清美の選挙スタッフに「問題活動家」の姿が 蓮舫はトップ当選陥落危機

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坊主頭の男性

 続いて辻元清美・前代議士。昨年の衆院選で維新の候補に敗れて落選し、捲土重来を期すると思われたが、参院への鞍替えを図り、全国比例で出馬を決めた。

「この“逃げ”には、党内から冷ややかな視線が向けられていましてね」

 とは立民のさる議員。

「国会に戻れれば何でもいいのか、と。とりわけ今選挙で改選を迎える比例の議員からは大ひんしゅく。彼女は知名度抜群で組織もバックについていますから、当選は固い。その分、他の候補にしてみたら自分たちの枠がひとつ減るわけです」

 そんな声もどこ吹く風、全国を回る辻元前議員だが、その彼女の活動を見て驚きの声を上げるのは、さる政治ジャーナリストである。

「彼女の遊説先には、決まって坊主頭の年配の男性がいてスタッフに細かく指図をしている。よく見ると、この2月まで立民の事務局長を務めていた、秋元雅人という人物なんです」

左派団体の後見人的存在

 なぜ驚きなのかといえば、

「この1月、立民がCLPというネット媒体に多額の資金を投入していたことが発覚し、メディア買収を図ったのではと批判にさらされた。この資金提供を主導したのが秋元さん。彼はSEALDsなど左派団体の後見人的存在で、そうした団体に立民の金を回していた節があった。これらが問題になったこともあり、退職に至りました」

 そんな彼に手を差し伸べた辻元サン。同じ市民活動家上がりとしてシンパシーを感じて、助力を請うたのかもしれないが、かような人物を無反省に引き入れるなど、逆にその“市民感覚”が疑われるのである。

 辻元事務所に本件の経緯を伺ったが、回答はなかった。

週刊新潮 2022年6月23日号掲載

特集「『金八先生』『お二ャン子』から『キャンギャル』『SPEED』まで“女の戦い” 枯れ木も山の『タレント参院選』俗物図鑑」より

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