「天心vs.武尊」観戦タレントたちと「ガーシー人脈」の奇妙な符合 告発の信ぴょう性を増すことに

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有吉さん発言やヒカキンさんが支持される理由 芸能人は「オフ」での品格が問われる時代に

 なお有吉さんはVIP席に招待されたが断ったとラジオで話し、反響を呼んだ。「招待客は絶対に映る」という条件だったので、「解説など仕事があって映るならいいが、招待客として撮られるのは恥ずかしい」「ジャッキー・チェンやアーノルド・シュワルツェネッガーならいいが、自分が堂々と座っているのは違う」という自意識があったようである。ちなみにヒカキンさんも、200万円の席を自腹で買ってSNSに投稿していた。

 あれだけ稼いでいるのに、奥ゆかしさは人一倍。有吉さんやヒカキンさんの株がまた上がっている。なおガーシー氏も以前言及していた山下智久さんの名前も招待席にあったが、最後まで現れなかった。こうして騒ぎ立てられることも考えて、観戦を見送ったのだろう。

 ただ観戦席にいた人が悪いわけでもなく、彼らには彼らの考えや思いがあるに違いない。注目されるのがわかっていて座るのだから、友人のためなら見られてナンボ、という男気あふれる人たちともいえる。

 いずれにせよ、ガーシー発言の信ぴょう性を高めるような恰好になってしまった「THE MATCH」。今やスキャンダルで一発退場になる芸能界で、前よりもタレントの素行に向けられる目は厳しくなっている。「何を言うかより何を言わないかが品格」とはよく言われるが、芸能人の品格は「オフの場で誰といるかより誰と同席しないように気を付けているか」にかかってくるのかもしれない。

冨士海ネコ

デイリー新潮編集部

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