「やんごとなき一族」で“怪演”の「松本若菜」 38歳の今とバイトは“週8”だったこともある下積み時代を語る
目指す女優とは
――「ミステリと言う勿れ」で演じたクールな猫田刑事役こそ、彼女の快進撃のきっかけと言っていいだろう。
松本:その頃の私は胸まであるロングヘアだったんですが、原作の猫田は刈り上げパーマなんです。それで「この髪型にしたい」と言ったら、周囲から「ほかの仕事もあるから」と止められまして。仕方なく、ギリギリ行けそうな今の髪型にしたんです。その姿をInstagramで見て気に入ってくださったのが、「復讐の未亡人」のプロデューサーさんなんです。ご縁と運ですね。
――今後、どんな女優を目指すのだろう。
松本:「やんごとなき一族」に出演させていただいて、なんだかコメディに魅力を感じてしまって……。もちろんあのドラマはコメディではありませんよ。でも、顔芸ではなく、間で笑いが取れるコメディエンヌになれたらいいですよね。樹木希林さんや市原悦子さんのような、必要最小限の演技で笑わせられる女優になれたら……おこがましいですけど。
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