「ビッグマック食べにくい問題」実は裏ワザが マクドナルド広報に聞いてみると

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 ビッグマック――いわずもがな、ファーストフード最大手・マクドナルドの顔ともいえる人気商品である。その味もさることながら、圧倒的なボリュームで、腹ペコの我々の胃袋をいつでも満たしてくれる一品だ。最近では、更に巨大なグランドビッグマック、ギガビッグマックも数量限定発売。それに合わせて、通常ビッグマックのセット価格が140円引きというお得なキャンペーンも展開され(残念ながら6/14(火)で終了)、久々に口にした向きも多いのではないだろうか。その一方、ビッグマックに対して、こんな声が上がっているのをご存じか。

片手では無理

 マクドナルドのハンバーガーといえば、基本、袋状の紙に包まれて供される。が、ご承知の通りビッグマックは、頑丈そうな紙箱に入れられている。箱入り娘ならぬ、“箱入りバーガー”。この箱が、ビッグマックの特別感をより一層際立たせているとも言えるが、

「片手では無理」「おいしいけど、食べにくくてしょうがない」「スマホを観ながら食べることができない」「他と同様、紙で包んでほしい」

 といった声がネット上では絶えないのだ。言われてみれば確かに、袋に入ったままであれば、挟まれた具材をこぼすことがないため、片手で持ってそのままガブリと頬張れる。さらにもう片方の手でポテトをつまむ、コーラを持つ、あるいはスマホでLINEをチェックすることも可能だ。 

 一方、ビッグマックは話が別だ。箱から取り出したら両手で持ちあげ、机との平行を維持しながら慎重に口元まで運ばねばならない。仮に、ビッグマック一口目の直後にコーラを欲したとしよう。コーラの入ったカップを持つべく、再び元の箱に慎重に着陸させなければならない。無論この間、あなたのスマホにLINEが届いても確認することはできないし、ニュース速報が入っても、着陸完了までその内容はお預けだ。

ラップでお願いします

 たしかに、そう考えるとビッグマック、不自由な気がしてきたが、実はこの問題を解決する方法があるという。ヘビーマックユーザー(パソコンはwindows)を自認する、39歳男性独身会社役員が言う。

「注文時に、“紙でお願いします”と付け加えると、他のバーガーと同じように袋状の紙に包んで出してくれますよ」

 なんと、そんな裏技があったのか――。驚きとともに記者も、都内のマクドナルドに向かい、ビッグマックのセットを注文した。ドリンクの種類、ポテトのサイズを問われ、すらすらとオーダー。店員さんもここまではよどみなく、注文内容を端末に入力していった。

「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

――あの、ビッグマックですが、紙で包んでいただけますでしょうか。

「え? あ、はい!」

 これまでの流れるような動きが一瞬完全に止まった店員さん、すぐに我に返ると、ポケットから白い紙を取り出し、ボールペンで「〇〇〇番、ビッグマック ラップ」と走り書き、厨房を統括していると思しき女性にそのメモを渡し、さらに口頭で「ラップでお願いします!」と念を押した。

 しばらくすると出てきたビックマック。詳しくは写真をご覧いただきたいが、なんの違和感もなく、紙袋に包まれて登場。なんなく片手で食すことができた。ちなみに隣の席のサラリーマン客もビッグマックだったが、やはり「両手持ち平行食べ」を敢行しており、他の作業に入る度、離着陸を繰り返していた。

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