降雨ノーゲームで消えた“ホームラン伝説” “幻の2本”で本塁打王を逃した日ハム“助っ人”も

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「アンラッキー!」

 ドーム球場がない時代のプロ野球は、降雨ノーゲームなどにより、記録されなかった幻の本塁打も多かった。今回は“雨に消えたホームラン”の悲劇を振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】

 雨で2本の本塁打が幻と消えた結果、タイトルを逃したのが、日本ハムのボビー・ミッチェルである。来日2年目の1977年、ミッチェルは4月29日のロッテ戦で、初回に村田兆治から先制弾を放ったが、にわか雨により、3回でノーゲームになった。

 さらに7月11日のクラウン戦、ミッチェルは1回1死二、三塁で玉井信博から左翼席上段に20号先制3ランを放つ。...

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