皇宮警察幹部が庁舎内で飲酒、つまみを火で炙り火災報知器が作動 大騒動になるも“隠蔽”か

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本部庁舎内で飲酒

 皇族の護衛や皇居の警備などを担う組織・皇宮警察の不祥事が発覚した。なんと幹部らが、飲酒の禁止されている皇宮警察本部庁舎内で飲酒し、さらに酒のつまみを火で炙ったことで火災報知器が作動。機動警ら車などが多数出動する騒動を起こしていた。しかも、飲酒していた幹部の一声でこの件はもみ消され、今に至るまで報道されていなかったのだ。

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 問題を起こしたのは池田好彌(よしや)氏をはじめとした皇宮警察警務課の幹部。皇宮警察関係者によると、

「2年前の3月16日の夕刻、池田たち警務課幹部5人ほどが本部1階の警務課の部屋で酒を飲んでいました」

 無論、本部庁舎内での飲酒は禁止されている。

「しかも、その日は飲酒だけではなく、スルメか何かのつまみを火で炙っていたため、火災報知器が作動。警防係員や機動警ら車が多数出動する大騒ぎになったのです。皇居の中で火災など、とんでもない不祥事。大変な事態です。しかし、池田らが“誰にも言うな”と口止めしたため、これまで表沙汰にならず、隠蔽(いんぺい)されてきたのです」(皇宮警察OB)

飲酒は常態化

 さらに、

「ちなみに本部での飲酒は常態化しており、“警務課はいつも本部で酒を飲みながら人事を決めている”といわれています」(同)

 当の池田氏に、皇宮警察本部での飲酒と火災報知機を作動させた件について聞くと、

「あっ……。なるほど……。(数秒の沈黙の後、声を震わせ、うつむきながら)わたくしの立場ではお答えしかねますので……。本部の広報官を通してご質問をしていただいてよろしいでしょうか」

 皇宮警察本部にも取材を申し込んだところ、

「事実関係の有無を含めてお答えを差し控えさせていただきたい」

 と広報官が言うのみだった。

 6月16日発売の「週刊新潮」では、皇宮警察幹部の間で横行している皇族への“悪口”や、警察大学校で研修中の皇宮護衛官が今年6月に起こした窃盗事件などと併せて詳報する。

週刊新潮 2022年6月23日号掲載

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