佳子さまはご両親のご活動に「一切タッチしたくない」? 重要公務ご欠席の裏側

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安堵なさる佳子さま

 さる宮内庁関係者が言う。

「いかにダンスコンサートご出席の準備があるとはいっても、ご自身の勤務先が催す大会への“ご姿勢”がこれでは、せっかく就職なさった意義がかすんでしまいます。思い出されるのは、三笠宮家の瑶子さまのお仕事ぶりです。瑶子さまは2006年から6年間、日本赤十字社に常勤嘱託として勤務され、その間、全国大会などでは登壇者のご案内係など“楽屋裏”のお仕事も務めておられました」

 そうした経緯もあり、

「ろうあ連盟の現職員であられる佳子さまが欠席される上、運営にもメインで携わらないというのは非常に残念です。節目となる70回大会で、よりご身位の高い皇族方に願い出があったのでしょうが、そのあたりを調整するのも役所の仕事。たとえばダンスコンサートは以前にご出席されたことがある紀子さまにお願いし、ろうあ者大会には秋篠宮さまと佳子さまが出席なさるという選択肢もあったのではないでしょうか」(同)

両親への不信感

 そんな“アレンジ”がままならない背景には、皇嗣家の事情が色濃く反映されているのだという。秋篠宮家を知る関係者によれば、

「佳子さまは今なお、秋篠宮ご夫妻とコミュニケーションが取れていません。眞子さんの結婚問題で一貫してお姉さまを支えてこられた佳子さまは、『最初は(結婚に)賛成していたのに』といったご両親への不信感が芽生え、亀裂は修復不能の状態。ご家庭でも接触なさらないのだから、長時間、移動を含めて同行されるなどもっての外。ご両親のなさる活動には一切タッチしたくないというのが偽らざるお気持ちです。佳子さまは今回、ダンスコンサートが同日に開催されたことに、むしろ安堵なさっていたと拝察いたします」

 とのことで、

「毎週金曜日の会見前、皇嗣職はご夫妻と面談し、話す内容を打ち合わせるのですが、ここに佳子さまは同席されません。ご両親とさえ、お考えやご予定を共有なさっていないのですから、会見で佳子さまについて問われた大夫がしどろもどろになるのも無理はありません」(同)

 スケジュール発表が1週遅れになるのもうなずける。海外の王室に詳しい関東学院大学の君塚直隆教授が言う。

「折しも英国では、96歳のエリザベス女王の在位70年を記念する『プラチナ・ジュビリー』が成功裏に終わりました。女王が国民に敬愛されているのは、王室がどのように国民に寄り添っているかを情報発信している点も大きい。秋篠宮家では今回、ご家族間でしっかり話し合いが持たれたのでしょうか。とすれば、いかなる理由で役割分担がなされたかについて、つぶさに国民に知らしめるべきです。そうしたお考えが秋篠宮家にないため、宮内庁も動けないのではないでしょうか」

 ご家庭内の重いわだかまりによって、ご公務にひずみが生じているのは明らかだ。

週刊新潮 2022年6月16日号掲載

特集「『ろうあ連盟』勤務なのに『ろうあ者大会』公務はご欠席 『佳子さま』秋篠宮とは“共演”拒絶」より

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