パパ活の「吉川赳議員」は当選3回でも小選挙区で4回落選 細野豪志議員は何を思う

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 衆院議員の吉川赳氏(40)が18歳の女子大生と飲酒した挙げ句、高級ホテルで一緒に過ごしていたことが週刊誌で報じられた。女子大生に4万円のお小遣いも渡しており、立派な“パパ活”である。6月11日にはあっさり自民党を離党したが、実は彼と同じ静岡5区には、もう一人自民党議員がいる。昨年11月に入党した細野豪志氏(50)だ。

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 吉川議員は静岡県富士宮市出身(現住所は富士市)で、父親は静岡の名士にして資産家の静岡県議会議長を務めた吉川雄二氏。自民党では、岸田派に所属している。

ナンパ好き

 大東文化大学法学部を卒業後、日本大学大学院を経て、自民党議員の秘書を務めた後、2012年12月、衆院議員総選挙に静岡5区から出馬した。当時は民主党議員だった細野氏に敗れたが、比例東海ブロックで初当選を果たした。

 2014年12月、総選挙で再び細野議員に敗れ、比例でも復活できず落選。2017年10月、総選挙でも落選。もっとも2019年2月、自民党の田畑毅議員が女性スキャンダルで議員辞職したため、繰り上げ当選した。

 2021年10月、総選挙で無所属の細野議員に大敗したものの、かろうじて比例で3度目の当選を果たした。つまり細野氏とは4回戦って1回も勝ったことがないのである。

 政治部記者が解説する。

「彼は落語が好きで、2020年5月の衆院経済産業委員会の審議中に、5代目三遊亭圓楽の『特選飛切まくら集』を読んでいて、問題になったことがあります。ネット記事には人懐っこくて喋りがうまく、ムードメーカーと呼ばれていたなんて書いてありましたが、物は言いようですよ。彼は遊び好きで、銀座などで飲み歩いていた。10代の2人の娘がいるのに、若い女性が好きでよくナンパしていたことは有名な話。今回スキャンダルが発覚して、『ああ、ついに出ちゃったよ』と思った永田町関係者は少なくないと思います」

 細野氏は民主党を離党した後、2019年1月、二階派の特別会員になり、自民党入党への意向を示した。そして昨年の総選挙後、正式に自民党に入党。これに吉川陣営は猛反発し、細野議員の入党拒否を県連に申し入れている。地元の自民党関係者には、未だに細野氏への反発はかなりあるようだ。

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