「筒香嘉智」「秋山翔吾」へのヤバい猛バッシング ささやかれる日本球界復帰の可能性と両者共通の意中の球団とは?
開花の兆しを見せていたが
日本人メジャーリーガーの野手2人が悪戦苦闘を強いられている。1人はピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智(30)、もう1人がサンディエゴ・パドレス傘下の3A、エルパソ・チワワズに所属する秋山翔吾(34)だ。実はこの2人に日本球界への復帰話が浮上しているという。果たしてその球団とは?
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まずは筒香について。現在、腰の筋肉を痛めて負傷者リスト(IL)入りしているが、現地メディアや地元ファンの間から早期復帰を求める声は全く上がっていない。逆に「一刻も早くトレードに出せ」「このままクビにしろ」などと猛バッシングを浴びせられている。今季はここまで35試合に出場し、打率1割7分7厘、2本塁打、15打点。欠場も8試合あり、戦力になっているとは言い難い。
筒香は昨オフ、年俸総額400万ドルの1年契約をパイレーツと締結。ここまでタンパベイ・レイズ、ロサンゼルス・ドジャースと渡り歩き、いずれも結果を残せなかったが、昨季途中で加入したパイレーツで、ようやく開花の兆しを見せていた。
単年で勝負が裏目に
米メディア関係者によると、
「パイレーツからは昨季の活躍により好条件の複数年契約を提示されながらも、筒香本人が『単年で勝負したい』とあえて1年契約を望んだ。どうやら代理人と相談の上、昨季以上の成績アップで、今季途中での他球団移籍も目論めると見込んでいたらしい」
ところが、それが裏目に出てしまった格好だ。地元メディアのパイレーツ情報専門サイト『RUM BUNTER』は、筒香の1年総額400万ドルの年俸を「サンクコスト(埋没費用)」と断罪するほどだ。
「球団側も筒香に支払う今季年俸を不良債権として放棄する覚悟を決め、他球団へ放出してでもアクティブ・ロースター(試合でプレー可能な選手枠)ならびに40人枠(球団が直接支配下に置く選手登録枠)の1枠を空ける方向で調整に入っている。いずれにせよ、ベン・チェリントンGMらフロント陣は、もう筒香を“戦力外”と結論付けていると聞く」(同・米メディア関係者)
続いて、パドレス傘下の3A、エルパソに所属する秋山。彼に対する評価も手厳しいとされる。
2015年に西武で216安打をマークし、シーズン最多安打の日本記録保を樹立。“安打製造機”の異名を取った。ゴールデングラブ賞も外野手部門で計6度受賞し、攻守で文句の付けようのない経歴を誇った。米球界からも大きく評価され、2020年1月に3年総額2100万ドルの大型契約で、日本人選手として初めてレッズへ入団した。
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