30年以内での発生確率は70% 「首都直下地震」に備える最新サバイバルグッズ

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精神面の健康維持には、保存期間だけでなくおいしさも重要

 次は、杉田エース(株)が販売する長期保存食「IZAMESHI」。

 非常食と侮るなかれ、こちらは3年以上の保存が可能ながら、毎日食べたくなるほどのおいしさにこだわっているのがポイントだ。

 試しにおでんの大根を食べてみると、柔らかい食感にだしの風味が広がり、これは美味!

 お値段は300~千円台。「きつねうどん」や「肉じゃが」に、「サバの味噌煮」など、和食をはじめ、種類が豊富なところも嬉しいポイントである。

化学反応で発電する非常用充電器

 非常時には、スマホの充電をはじめ、電力の確保が難問である。

 それを解決するのが、(株)STAYERの「マグネ充電器PLUSラジオ」だ。

 担当者に聞くと、

「塩と水を入れるだけで、マグネシウムの化学反応により発電します。ラジオ、ランタンなどの機能の他に、スマホの充電が約10回できます」とのこと。

 ひとたび発電すれば、FMラジオは約640時間聴取でき、LEDのランタンは約96時間、暗闇を照らし続けてくれるというから頼もしい。

 自然放電してしまう乾電池式などと違って、塩と水を入れない限り発電しないため、10年以上の長期保管が可能なのも安心だ。

 思い立ったが吉日。この機会に、自宅の防災用品を再点検してみてはどうだろうか。

撮影・本田武士

週刊新潮 2022年6月9日号掲載

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