フジテレビ新社長は「いいとも」を生んだ敏腕プロデューサー なぜ70歳で関連会社から出戻り?
白羽の矢を立てたのは誰?
番組作りの辣腕ぶりはフジを去った後も発揮された。テレビ記者が後を引き取る。
「共同テレビはテレビ東京の『孤独のグルメ』をシーズン9まで続くヒット作に育て上げ、港さんの社長就任後に手がけたNHKのバラエティー『チコちゃんに叱られる!』も大人気。いまや“親会社”のフジテレビより勢いがありますよ」
そんな港氏に白羽の矢を立てたのが、およそ30年にわたって社長と会長を務め、いまも“フジテレビの天皇”と呼ばれる日枝久取締役相談役(84)だという。再びフジテレビ幹部の解説。
「港さんは金光社長の三つ年上なので、局内には“早期退職制度で中堅幹部をリストラし、社内の若返りを図った人事構想に反する”との反発もある。それでも日枝さんはかつての黄金時代の再来に懸けている。若手の間には“そんな発想をする時点で老害”との冷ややかな見方もありますが」
港氏についてよく知るさんまも、
「自身の深夜ラジオで“大変な時期なのよ、テレビ業界。そこで社長にならされるのは『え~』って感じやと思うねん”と、皮肉交じりに港氏を気遣っていましたね」(先のテレビ記者)
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