選挙対策が裏目の「日歯連」 骨太方針に「国民皆歯科健診」をねじ込んで批判殺到
経済財政運営の指針、いわゆる「骨太の方針」が6月7日、閣議決定された。岸田政権になって初の“骨太”となるため、注目が集まっていたが、肝心の中身はこれまでの方針をなぞるものばかりで、名前負けの感が否めない。その一方で、「骨」ならぬ「歯」に関するある文言が盛り込まれたのだが――。
その一文は、方針の「持続可能な社会保障制度の構築」という項目の中にある、
＜全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の集積と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診（いわゆる国民皆歯科健診）の具体的な検討＞
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