ラグビー新リーグはチーム名がわかりにくすぎる? 東京だけで5チームが
3位決定戦はどちらも「東京」
その「埼玉」が決勝に進み、「東京SG」を倒して初代王者となったのだが、“ふうん、埼玉が東京に勝ったのか”と思ったら、コトはそう単純ではない。他にも「BL東京」「BR東京」「S東京ベイ」というチームがあるのだ。正式名称が「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」の「SA浦安」を含めると、リーグ全12チームの中に「東京」が付くチームが実に五つも存在するのである。ちなみに3位決定戦は「BL東京」対「S東京ベイ」だった。どっちが勝ったかって? いわゆるクボタだ。
サッカーのJリーグをまねて企業名から地域名に変えたのだろうが、Jは東京に偏在せず程よく全国に分散している。また、J以前の実業団サッカーと違い、ラグビーは既に企業スポーツとして定着している。いきなり企業名を排しては失うものの方が大きかろう。
「東京のチームも本拠を住み分けているのだから、せめて『江戸川』『世田谷』『多摩』のようにできなかったのでしょうか」
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