ロシアが「安全操業協定」を停止 根室の漁業関係者は「経済制裁の仕返しか。町は今、疑心暗鬼になっている」

国内 社会

  • ブックマーク

 今月7日、ロシア外務省が北方領土周辺海域の日本漁船のいわゆる「安全操業」に関する協定を一時停止することを発表した。ロシア側は、日本政府が協定に基づく支払いを凍結し、書類の署名を引き延ばしていることが理由と主張している。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

「安全操業」

 何の変哲もない普通名詞を2つ繋いだこの言葉は、海難事故がないように漁業をするというような意味に受け取るのが一般だろう。ところが、これは北海道の漁業界にとっては特殊な意味を持つ。

...

つづきを読む