生稲晃子、連続赤字企業の社外取締役に 「プロの経営者でも再建は容易ではない」

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「再建は容易ではない」

 役員候補となった理由はやっぱり公職を歴任したことのようで、

〈国が推進する様々なプロジェクトへの参画やカウンセラー資格を活かして幅広く活動をされており、これらの経験と優れた人格、見識を有している〉

 とある。だが、「田谷」の社外取締役は参院議員以上に大変かもしれない。

「同社は前回の東京オリンピックの年(1964年)に創業した美容業界の老舗ですが、後発のチェーンに押され、ここ10年で売り上げが約半分に減ってしまいました。また、最終利益も2021年度まで9年連続で赤字。本年度は資産譲渡で黒字となったものの、次の決算でもまた最終赤字を見込んでいる。プロの経営者でも再建は容易ではありません」(美容業界紙記者)

 また、取締役会への出席も果たせるのか気になる。

 そこで、田谷に聞くと、

「(公務が重なった場合)100%の出席は難しいかもしれませんが、なるべく役員会には出ていただきたい」(IR担当者)

週刊新潮 2022年6月9日号掲載

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