これが「和久田ロス」なのか 「ニュースウオッチ9」「クロ現」の明暗
和久田麻由子アナ（33）が「ニュースウオッチ9」（NHK）から姿を消して2カ月が過ぎた。民放がバラエティやドラマを放送している夜9時台で、ニュースはこの番組だけだ。人気のある彼女がいなくなったからとはいえ、視聴習慣はそうそう変わらない……と思ったら、和久田ロスが現れ始めているという。
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今年度はNHKがテレビの本放送を開始して70年の節目に当たる。そのため気合いも入ったか、4月からはEテレも併せた番組改定率は40％を超え、100人規模で担当アナを入れ替える大胆な人事まで行った。民放プロデューサーが言う。
「注目されたのがNHKの2トップ、桑子真帆アナ（35）と和久田アナでした。2020年に“朝晩トレード人事”が話題になった2人ですが、今回は桑子アナの『クローズアップ現代』MC就任は発表されたものの、和久田アナの担当番組についてはしばらく未定でした」
朝晩トレード人事とは、「NHKニュースおはよう日本」のMCを務めていた和久田アナと、「ニュースウオッチ9」の桑子アナとを入れ替えるというものだった。
「この人事は上手くいったと思います。どちらかといえばバラエティ寄りの桑子アナを情報番組系の『おはよう日本』に、しっかり者の和久田アナには硬派な報道番組という人選は、視聴者層を考えてもピッタリでした」
実際、和久田アナは、特にハマったという。
驚異の視聴率21・1％
「『ニュースウオッチ9』初日の20年3月30日は、新型コロナで志村けんさんが前日深夜に亡くなり、コロナへの恐怖が高まった。視聴率は21・1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯：以下同）で、この週は15・9％、15・5％、16・4％、14・9％とロケットスタートを切りました」
その後、コロナも一段落し、視聴率は11～12％に落ち着いた。そんな折、和久田アナの降板が報じられたのだ。
「新番組『サタデーウオッチ9』に就任するのではないかとも取りざたされましたが、結果的に産休ということに……」
現在、「ニュースウオッチ9」は田中正良キャスター（55）と青井実アナ（41）、そして山内泉アナ（27）が務めている。
「先週の視聴率を見てみると、5月30日の9・7％を皮切りに、8・9％、8・5％、9・4％と、2桁は確実だった和久田アナの頃よりも大幅にダウンしています。話題にもなっていないのが意外なくらいですね」
これが和久田ロスなのか。
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