日本の港に核を搭載した米艦船が? 難局で海上保安庁が見せた「圧巻のオペレーション」
意外だと思う人もいるかもしれないが、在日米軍の活動は、少なからず海上保安庁の協力によって成り立っている。政治的なハンディを抱えながらも、平時の海上警備の最前線にいる海保は、自衛隊が断った“案件”を請け負うこともしばしば。強い使命感で人知れず日米同盟を支える海保の知られざるオペレーションを『危機の外交 岡本行夫自伝』から紹介する。
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海上保安庁は法律上も緊急時には自衛隊の一部となる準軍事組織である。日本が戦後、相手に対して武力を行使したのは、自衛隊ではなく、海上保安庁である。...