6代目山口組「神戸から抜けるだけでは許さない」との苛烈なメッセージで、飛び交う「池田組解散」情報

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ヤクザとして義理がなく

「一本独鈷(独立組織)になった後の2年間は、6代目側から目立った抗争を仕掛けられることはありませんでしたが、今年のゴールデンウイーク中に関連施設が“車両特攻”を受けました。6代目としては『神戸を抜けるだけじゃなくて旗幟を鮮明にせよ』とのプレッシャーをかけ続けていたものと思われます」(同・竹垣氏)

 車両特攻から約1カ月。池田組長は解散を選ぶことにしたようだ。

「組事(くみごと=組織の方針や指示)で懲役へ行った組員はいないようで、組長として果たすべき義理がないこと、そして2016年に射殺された高木前若頭の7回忌法要が終わったことというのが大きかったと聞いています。池田組が解散を決めたことで、6代目側は池田組長の生命の安全などを保証し、そこから『手を出すな』との通達が回ったということでしょう」(同・竹垣氏)

 残った組員は、6代目側の地元組織が引き受ける流れだという。しかし、「池田組の解散そのものを否定する勢力もいるようです。池田組長自身は何も語っておらず、腑に落ちない部分も少なくありません」(同)という状況もあり、真偽のほどはなかなか判然としない。

 いずれにせよ、たとえ神戸側を脱退しても、決して追及の手を緩めない6代目側の執念を見せつけた一件と言えるのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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