まだ家を出ていない人へ――― 「服装のアドバイス」を毎日発信、芸人・コットン西村の“衣装予報”に込めた熱い思い

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季語みたいな存在に

 さて、毎日“衣装予報”を頼りにしている人には、「いつまで続けてくれるのか」という心配もあるのではないだろうか

「衣装予報士は、野球選手と同じでシーズンオフがあるものと考えてください。毎日半袖半パンでいいくらい暑くなったら、服装に迷う人もいなくなるでしょうから、僕の役割もお休みです。西村の“衣装予報”が無くなったら『真夏になったんだな』って感じてもらえれば。シーズンオフ中も天気予報のアプリを確認する習慣は変わらないんで『今日の天気はみんな服装ミスりそう』って日があればツイートしますから、安心してください」

 それでは、再びシーズンが始まるのはいつなのか。

「次のツイートが始まるのは、ひぐらしが鳴く頃ですね。西村のツイートは、季語みたいなものと思ってください。ちなみに、秋冬は、ベランダに出る時の基準となる服がロンTになるっていう変化もあります」

 “衣装予報”の裏側には、こだわりと苦労、熱い思いがあったのだ。

「毎日やるのは大変ですよ。前日、仕事が終わるのが遅かった日は、なんとか早起きしてツイートだけして、その後もう1回寝てますから。でも、反響があることは嬉しいし、これまで絡みの無かった先輩芸人に声を掛けて貰えることも増えました。あと、僕は東京の“衣装予報”しか出来ないので、DMで『大阪の西村さんになります』『北海道は僕がやります』とか来るのが嬉しいですね。全国に西村が出来たら面白いんですけど、朝から30分みっちり使って考えるのは結構大変だし、どれだけ頑張ったところで銭にならないぞ(笑)!」

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