地方競馬ジョッキーとゴールイン「矢部美穂」さんに良縁をもたらした競馬愛
5月30日、結婚を発表したタレントの矢部美穂さん(44)。お相手は川崎競馬所属の現役ジョッキー・山林堂信彦氏(43)。矢部さんの父親は地方競馬のジョッキーをされていたそうで、自身も地方競馬の馬主資格を有しており、彼女の所有馬に山林堂騎手が騎乗したことがきっかけで交際がスタート。競馬が繋いだご縁だったというわけだ。ところで矢部さん、実は2016年に行った週刊新潮のインタビューにも、溢れんばかりの競馬愛を披露してくれていた。
馬場で追いかけっこ
「実は子供の頃は厩舎の上に住んでいて、馬と一緒に暮らしていましたね。ただ、当時はそこまで興味はなかったんです。競馬の開催がない日はよく、馬場で追いかけっこをしていましたけど、それくらい。父親のレースを観戦した記憶もほとんどありませんね。馬も可愛いと思えず、怖くて触れない子でした」
そんな矢部さんがなぜ競馬に興味を持つようになったのか。
「27歳になった、2004年のことでした。その頃、グラビアの仕事が減ってきて、何か売りになるものはないかと探している中で、『父親が騎手だった芸能人は珍しいのでは』と気付いたんです」
早速、競馬専門放送に営業をかけると、競馬関係の仕事がひとつ、貰えたという。それをきっかけに、徐々に競馬関係の仕事が増えていったそう。
「それでも最初は、『仕事が増えてよかったな』というだけで、趣味にしようとまでは、思っていませんでしたね」
ディープインパクトの衝撃
ところが、
「その年の暮れの新馬戦で、あのディープインパクトがデビューしたんですね。その衝撃のレースを見て『なんだこの馬は!』と目が釘付けになりました。あんなに小柄なのに、最後の直線になるとものすごい速さで駆け抜けていく。どこにそんなエネルギーがあるのかと。圧倒的な迫力に、一目惚れしてしまいました。それ以来、競馬生活にどっぷりに。ディープインパクトの凱旋門賞も生で観戦しにいったんですよ」
馬券に関してはというと……
さらには、
「お仕事で競馬に関わるうちに、騎手の方や厩務員さん、そしてオーナーさんともお知り合いになることが多くなりました。その縁で「やべっち(私のこと)がいると縁起がいいからおいでよ」と、オーナーさんに馬主席に招待され、一緒に観戦させていただくことも多くなりました。レースに勝った際に撮る『口取り写真』にも一緒に写らせてもらい、束の間の馬主気分を味わっています」
ただし、馬券に関してはというと
「いつまでたっても素人。万馬券を獲ったこともありますが、基本的には負けています。これまででトータル、5000万円くらいは注ぎ込んでいますね(※2016年11月の取材時)。もちろん後悔はていませんよ」
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