中露につけこまれない日米関係を作るには 首脳同士の「作法と気概」
ロシアのウクライナ侵攻を機に、首脳外交が活発化している。国家の関係を左右するのは、結局のところ、最高首脳同士の相性だ。
日米関係でいえば岸田文雄首相とジョー・バイデン大統領は足並みをそろえたが、過去にも中曽根康弘首相とロナルド・レーガン大統領、小泉純一郎首相とジョージ・W・ブッシュ大統領、安倍晋三首相とドナルド・トランプ大統領は、相性の良さから緊密な関係を築いた。
それ以上に重要なのは、アメリカの大統領が外交政策のなかで日米関係をどのように位置付けるかである。...