雅子皇后「本格復調」の陰で秋篠宮さまがご迷走? 異様なご公務“リモート植樹”参加者の声は

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「どことなくチグハグ」

 まるで、NHKテレビ体操のような光景なのである。

 実際に植樹に加わった参加者によれば、

「こちらはモニターの真横か背後にいるので、両殿下のお姿は見えませんでした。司会者から、映像に合わせて“スコップを持って3回砂をかけてください”“水をかけてください”などと言われて、その指示に従って行うんです」

 モニターの目の前には、報道陣。要は、肝心の参加者のためというより、報道向けの体裁との観もぬぐえないのだ。

 先のウオッチャーが言う。

「一体感に欠け、どことなくチグハグですよね。出席者も限定されているのだから、植樹にこだわるなら現地に行かれてもよかったし、参加されないなら、わざわざ植樹の場面を流す必要はなかったのでは……。この形式を企画したのは主催者サイドですが、当日の流れについては、必ず殿下にお伺いを立て、ご承認を得ていますよ」

 秋篠宮殿下のご公務といえば、4月にも、伊勢神宮のご参拝などに伴い、東京から800キロを車で移動されたことが話題になった。新幹線での移動により、コロナ禍に駅へ人が集まる可能性を懸念して、との理由からだった。

「その後、5月17日には、『日本植物園協会』の大会・研究発表会のため、お一人で岐阜県を訪れていらっしゃいますが……」

 とは、さる皇室ジャーナリスト。

「その際は、新幹線で移動されているのです。降車する岐阜羽島駅は利用者がそれほど多くなく、密になる可能性が少ないから、とのご理由でした」

「隠密に来たのかね」

 実際、秋篠宮殿下が降り立たれた時、駅には警察官と警察車両が居並ぶのみで、地元でのお出迎えはなしだったという。

 同駅近くの飲食店店主も、

「秋篠宮さま? 来られたってことは報道で知りましたよ。皇族が来るときは事前にわかるから見に行くこともありますが、今回はアナウンスはなかったね」

 というから、殿下にとっては感染拡大防止の目的達成にはなったろうものの、何だか国民の目を避けておられるようにも見える。

 実際、店主氏も、

「小室さんの件があったでしょ。何か言われるのを気にして、隠密に来たのかね」

 と邪推する始末なのだ。

「もちろんコロナ対策は大事。でも、開かれた皇室という視点から見れば、あまりに厳格な運用は寂しいことです。伊勢神宮を訪ねられた時も、秋篠宮さまの車は、周辺でお出ましを待ち、手を振る方々の前を足早に駆け抜けていきました。これも人が集まるのを避けるためだったのでしょうが、何だか国民の目を恐れているようにも見えてしまう……」(先のジャーナリスト)

「小室問題」へのご対応のごとく、どこか世間とのボタンの掛け違いが感じられてしまうのだ。

週刊新潮 2022年6月2日号掲載

ワイド特集「シン・人間喜劇」より

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