〈鬼畜にも劣る悪人…〉県警「捜査報告書」の呆れた中身【袴田事件と世界一の姉】

  • ブックマーク

 1966年6月、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で起きた一家4人殺人放火事件で犯人とされ、死刑囚として半世紀近く囚われた袴田巖さん(86)の「世紀の冤罪」を問う連載「袴田事件と世界一の姉」。第17回は最新の動向に加え、逮捕された巖さんが「自白」するまでを取り上げる。【粟野仁雄/ジャーナリスト】

 5月23日、東京高裁での第7回三者協議後の記者会見には、巖さんの姉・ひで子さん(89)はコロナ感染などを用心して上京せずに、浜松市の自宅からリモート参加した。...

つづきを読む